「だって、瑞菜がかかってるんでしょー?頑張るのは、あったりまえ! どっちも負けたくないんだろーしね」 このこのっ、とわき腹をつつかれる。 一応。夏の大会で勝った人と付き合う、という話を麻美には話した。 ・・・確かに。それからの2人の頑張りようは、マジでハンパじゃない。 最後までクタクタになるまで泳ぎ続けている。 「きゃぁ~っっ!木田先輩も高木先輩もカッコいいっ!!」 「超速くない!?マジでヤバいよ!カッコよすぎでしょ♪」