それから、もぅ2週間がたった。



「木田!高木!ラスト1本!」



顧問の先生がストップウォッチ片手に叫ぶ。



2人は、「ぅい」と短く答え、疲れた様子もなくスイスイ泳ぐ。



「え?もぅメニュー終わるの?あの2人。早くない?」



麻美が隣でゼイゼイ言っている。