「川島さん」 「如月くん?」 「大丈夫?」 「何でここに?」 元崎もいるのだろうか。 「残念だけど、俺一人だよ。」 圭の後ろを見ていたゆきに言った。 この期に及んで何をやっているんだろう。 「元崎がさ、駅で路上ライブしようっていいだしたの何でか知ってる?」 「文化祭でライブするからその練習でしょ?」 急になんだろう。 ゆきは怪訝な顔で答えた。