「ふふ、その手じゃあ獣化してもバランスはとれなそうね………見てみたかったのに………残念だわ 」
「こいつは驚いたな、俺の能力まで知ってんのかよ…… 」
「えぇ、『8魁』全員の能力くらいは心得ているわ……… 」
なるほど、こいつはどうやら………
「くっくっく……… 」
「あら? 何がおかしいのかしら? 」
「御望み通り見せてやるよ………こいつが俺の……ーー 」
『ソウル・ドレイク』
俺の身体はみるみるうちに人間離れしていき、終いには全身褪色した黄土色になった。
「随分と………大きいわね 」
しかし、俺はその場に伏せた。
「ふふ、やっぱり右手が無ければ立つことさえもままならない様ね 」

