「何、あらたまってるのよ、水くさいわね」


「だって、凛子たちがいてくれなかったら、私、今頃、どうなってたか、わからなかったもの」


「大丈夫よ、香奈恵、『昭和の人』じゃない!どうにもなってないって」


「………」


「あっ!明日もお互い早いんだし、もう寝よ!」


「………」


「おやすみ、香奈恵!」


「………」