「ありがと。心配してきて来てくれたんだ」


「当たり前じゃん!親友だもん!」



あたしは、香奈恵が上がる8時まで待つことにした。

桃香ちゃんも一緒に上がれるから、3人で、ご飯を食べに行こうということになった。


(あと、1時間かぁ……)

あたしは、窓側の端っこの席に座って、外の時計台を見上げながらぼんやり、つぶやいた。