そう言って透弥くんは私を抱きしめる。 い、家の前なんだけど…!! 「どどどうしたのっ…?」 「…」 透弥くんは無言で私の顔をのぞき込む。 「真っ赤」 「~っ、だってっ…!」 焦る私を見て透弥くんは小さく笑った。 それから、 「好き」 そう言って私に触れるだけのキスをした。