「わっ!透弥くん!」 上から透弥くんが綺麗な顔を覗かせる。 今のニヤけ顔見られてたかな…? 「比奈?」 「えっ、あ、は、入っていいの!?」 うぎゃー! どもりすぎた! 絶対透弥くん変に思ってる! 「うん、いいよ」 「やった!入るっ」 あたしはすぐに店に入った。 …とこで、気付く。 さっき河南と食べて飲んだばっかじゃん…! 飲めるって言えば飲めるけど…。 裕福な体にはなりたくない…。 かと言って透弥くんがせっかく誘って(?)くれたわけだし。 …どうしよう。 「…」