「ばーか」

こいつは私が唯一心を許せる

梅木麻祐(うめきまゆ)

「なに、いきなり」

麻祐はチャームポイントの笑顔を

振りまきながら私の頭を叩いた

「目!」

「…はあ?」

麻祐は呆れ顔でもう一度、

「目!」

と言った

「わけわかんない」

私はコンビニで買ったジュースを

一口飲んでケータイを触った