えぇー、



こんなオチあり?



私は仕方なく出て行った。



『え……』



私は思わず声を上げてしまった。



そこに立っていたのは理事長だったから。



「どーもこんにちは。



間宮澪さん。……いや、月光さん。」



バレてるじゃん!



よりによって理事長………



いや、まだ雷鬼にバレるよりマシだった。



『あー、理事長?』



「ん?」



『私の正体、兄貴には言わないでください。』



「……なんで?」



『兄貴は……っ、兄貴は“月光”を恨んでる………から。』



言葉に出すのはツラい。