『ナイフぐらい、余裕で避けれるんで。』
そう言って俺は黒乱総長の持っていたナイフを奪い、鳩尾に一発。
すると黒乱総長は呆気なく倒れた。
よっわ!
ふと、雷鬼のほうを見た。
みんなアホ面で私の事を見てる。
『じゃ。』
とりあえず、私は軽く手を上げ挨拶して正門を出た。
向かうは屋上!
………なんだけど。
どうやっていこう?
バレたら面倒だし。
登っていくのも流石の私にも無理がある。
パーカー脱いで髪低く結んで屋上に行くしかないかな……。
バレたらバレたでどうにかしよう!
私は塀を飛び越え校舎の中に入った。
まず、前にいる雷鬼に見つからないようにしなきゃ。
私は忍者のように隠れながら進む。



