「ま、まさかげ…月光……?」
『うん。正解。』
その言葉を言った瞬間、私は戦っている雷鬼と黒乱の下っ端や幹部の元へ走っていった。
みんないきなりの登場でビックリしていた。
俺はそんなのを気にせずに黒乱の奴らを倒していく。
数分後にはもう、黒乱総長しか残っていなかった。
『どうする?総長さん。あとお前だけだけど。』
普通は逃げるだろ。
だが、黒乱総長は―――…
ポケットからナイフを取り出した。
「これで勝ったと思うなよ…」
あれ?月光その程度で見られてた?
『バカか。』
黒乱総長はこの言葉にキレたらしく、俺にナイフを向けて走ってきた。
教室から戦いを見ている奴らはキャーキャー騒いでる。
黒乱総長が俺の腹部にナイフを刺そうとした瞬間……
俺はサッとよけた。



