「澪、ここ気に入ってるみたいだな。」
微笑みながら言う黎緒。
「えっ!?澪ちゃんがここに来てるってしってるんですか?」
「あぁ。俺があげたしな。」
澪の言い方的に、知らないような感じだったが知っていたのか……。
「……つか、お前ら授業行け!授業!」
そう言って黎緒は雷鬼を追い出した。
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目が覚めたら丁度放課後になったばかりだった。
『ふぁ〜、よく寝た。』
ふと、顔を上げるとそこには佐野優斗の姿が。
「お、目が覚めたか。行くぞ。」
そう言って佐野優斗は私の腕を掴んで校門まで私をひっぱって行った。



