振り向き、床を見るとチョークが落ちていた。



話し聞いてないからチョークを投げたってか。



昭和くさっ!



私は渡部を睨んだ。



「おおー。間宮すげえな。俺のチョーク避けた奴、お前が初めてだよ」



そう言いながらケラケラと笑う渡部。



―――…何だコイツ。



すごく、キモい。



女子はその笑顔?にキャーキャー騒いでるけど。



こいつ、何者だ?



私は少し殺気を出しながら睨んだ。



普通はこの殺気で気絶したりする。



クラスメートは私の殺気に顔を真っ青にしてる。



私が出してると気づかずに。