「おい、間宮ー。席につけー」 そう言って白いチョークを私に向けてくる数学の新任、渡部先生。 いわゆる熱血教師って奴で鬱陶しい。 『はい』 私は返事して席についた。 熱く何か語ってる渡部。 渡部は割とイケメンみたいで女子が顔を真っ赤にしながら渡部を見ている。 しょーもな。 私は窓の外をただ眺めていた。 すると シュッ 何かが飛んでくるのがわかった。 私はそれをサッと避けた。