私はハッカーの“月架”という名前ももつ。



月架は世界No,1らしい。



しかし、それを言ったらマズいな。



『私の兄貴がガードしてくれてるの。』



よし!今度は演技完璧!



「………じゃあ、昨日のは……何?」



次に話しかけてきたのは田口瑞希。



『兄貴に色々教えてもらっただけ。』



そう言った私に疑いの眼差しを向けてくる雷鬼。



『ね?もういい?私教室に戻りたいんだけど』



「ちょっと待て。」



そんな私を引き止める佐野優斗。