『お久しぶりです。組長。』



「澪。敬語はやめなさい。」



『………しかし、』



「……まあ、よい。それよりやっと見つかったぞ。



………“あれ”が。」



『ありがとうございます!』



私は“それ”を受け取った。



私は“それ”を見て苦笑いした。



――…読むの、時間かかりそう。



ま、いい。時間をかけて読もう。



『では。』



そして私はここ―――…間宮組を去った。



次くるのは……いつになるんだろ。



そう思いながら。