ふと、屋上を見上げると雷鬼の奴らが放心状態で私を見ていた。



当たり前か。



私、生きてるしね。



私は雷鬼の奴らを放っておいて、正門まで向かった。



そのとき―――…



「澪ちゃん……何者や?」



「宏人、間宮澪を調べろ。」



「……優斗はせっかちだな。……分かった調べる。」



「明日……倉庫に連れて行ってやる。」



佐野優斗がニヤリと笑い――…、



こんな会話されてるなんて知らず、



私はただ、正門に向かった。