「俺ら、雷鬼の幹部と副総長と総長やねん!」
私はその言葉に固まった。
……あぁ、そっか。
転校生してきた佐野優斗が総長なんだもの。
皆、幹部だったり副総長だったりするわ。
―――少し関わってしまったな。
ま、仲良くなる程度でもないし、大丈夫だろう。
『あ、そうなんだ。』
私は一応そう答えた。
「え、驚かないの?」
田口瑞希が驚いた顔で問いかけてきた。
驚いたほうがよかったのかな……?
『イヤァ、ビックリシマシタヨ!マサカアノ雷鬼ノ皆様ダナンテ!』
とりあえず演技をしてみた。
ただ――…
「お前、それ演技だろ。」
私、演技が下手なんだよね。



