「………ふーん?」
優斗はそれだけ言って、校舎のほうへ戻っていった。
……何だったの。
私もしばらくしてから校舎に向かった。
―――ガラッ
教室の扉を開けたときには既に授業は始まっていて、皆の注目を浴びることとなった。
先生が怒ってるのも無視して席に着く。
鞄からiPodを取り出し、いつもの曲を聞く。
ふと、横をみた。
あ、優斗はまだかえってきてない。
屋上にでも、行ってんのかな。
ま、別にどうでもいいや。
結局、放課後呼び出してくることもなく、私は家に帰った。
また、昼休み呼び出されんのかな?