「んーっ、うまい!」



「そう?いつも優が来るとおいしそうに食べてくれるからうれしい」



青木 陽 ( アオキ ヨウ )


俺と詩の母さん。
優のお母さん、恵さんの双子の妹。





恵さんは、
架が中2、優が小6のときに離婚してから
週6で仕事をしてる。


遅番の日は、架と優はこうやって俺ん家で夕飯食いながら恵さんを待ってるんだ。




「あ〜、ごちそうさま!」



「俺も〜」



「もう、むりい〜」



「詩、俺が食ってやるか?」



「いいの!?かーくんありがとー!」



「架、あとで走りに行こうぜ!」



「おう!これ片づけてからな」



架は、面倒見がいい。


俺も小学校から野球してたから暇があるとランニングとか筋トレとか架とするし、


詩も、元々人見知りな性格なんだけど優と架と奏にはなついている。