黒を基本とした部屋が
俺を落ち着かせる

俺の持っているものは
ほとんど無彩色である黒だ


壁もベッドも机も布団も引き出しも
携帯もラジオも本棚もペンも

全てが黒かった
でも俺にはこの世が全てモノクロに見えるから関係がない

でもそんな俺にも1つだけ色が見えるものがある

それは『月』