「クルミちゃんは?」 「さっきジュース買ってくるって言ってたよ」 「それにしたってくるみん遅くない?」 嫌な予感がした。 それはクルミちゃん特定で発揮できる、聴力のせいで嫌な予感がリアルに感じた。 あれが空耳じゃなかったら。 今、まずいことになってるんじゃないだろうか。 「探してくる。」 そう言えばニヤリ、と同じ顔をした翔と平瀬ちゃんがいってらっしゃい、と手を振った。