「もう選択肢あげねぇよ?脱げないならキス、キス出来ないなら脱げ」 なんて理不尽な。 私もバカだったと後悔した。 「どっちも出来ません...」 語尾がだんだん小さくなってしまうのは仕方がないと思う。 すると、痺れを切らした不良が私の肩をガッ、と勢いよく掴んだ。 「いたっ...」 掴まれた肩と、壁に叩きつけられた背中の痛みが一度にきた。