うなだれていたはずの山田さんが、私がそう言った瞬間ガバッと起き上がった。 「やっぱり美雪ちゃん大好きだー!」 抱きつかれた。 「離して下さい。スキンシップしないで下さい。大声で変なこと言わないで下さい。」 とりあえず一蹴しといた。 「山田さん全然ダメですねー」 「本当に罪なまでに鈍感だよ…」