「へぇーじゃあ七海ちゃんは龍君の妹さん?」




「そうなんです!結婚したら私と美雪、家族になれるんです!」




気が早いよ。七海さん。




「七海ちゃんったら…でも、伊集院さん達は反対しないの?」




「……兄なら絶対なんとかすると思います。」




七海さんはいつもにそぐわぬ声音で答えたのだった。