「えー・・・。一年A組の白石優亜が昨日、車に撥ねられた。」


!!!!


「それ・・・本当ですか!?」


「あぁ・・・今も意識不明の重体だそうだ・・・」


「っ・・・」


───ガラガラ・・・バシン


俺は勢いよく、教室をとび出した。





優亜・・・優亜・・・




なんで、そんなつらいときに、俺はついていてあげられなかったのだろう・・・。



彼氏なのに・・・“彼女”という存在を一番に考えなければいけないのに・・・・。



それに・・・っ。


昨日だって様子がおかしかったのに・・・。


俺は・・・・。