夏休みももう終わりだというのに、その日はたまらなく暑かった。



太陽が都会のアスファルトを照りつけ、まるで鉄板のようになっている灼熱の道を、わたしは絶望的な気分で歩いていた。



絶望的

ではなかったかもしれない。


頭が真っ白で
なにも感じてなかった気もする。



とにかく最悪だった。


最低だった。



人生のどん底。

まさにそんなかんじ。