私と修哉の交際は順調だった。

普段は部活のある修哉だったが、部活がない日は一緒に帰ったり、休みの日には映画やショッピング、カラオケなどデートを繰り返した。

別れ際にはキスをするのが当たり前になっていた。

唇を合わせるだけのキス・・・・。

それは私の中で幸せな習慣になっていた。

学校祭も一緒に行動し、手をつないで他のクラスの出し物を見に行った。
学校祭の最後は生徒全員が参加するフォークダンス。

知らない人と手をつなぐ緊張感がなんとなくいやだった。