私はUFOの枠組みができあがり、周りに紙を貼り付ける作業をしていた。
その作業はもうすぐ終わる。


それが終われば今度は色をつける作業に入る。

教室の床に新聞紙を敷き詰めて、窓を開け放ち銀色のスプレーを吹き付ける。

しかし、UFOが思ったより大きな物になってしまったため、すぐにスプレーはなくなってしまった。

誰かがスプレーじゃなくてペンキにしようと言い出して、買い物ジャンケンが行われた。

負けたのは私と藤堂君。

二人で片道15分ほどのペンキ屋まで買い出しに行くことになった。

買い出し係りが決まると、みんなついでにあれもこれもと用事を言いつけ、気がつけばメモ用紙がいっぱいになっていた。