「浩人、ゴメンね。浩人の方がつらいのに、私は自分のことしか考えてなかったよ。」

私は泣きながら浩人の胸に飛び込み抱きついた。

「いや、オレが悪いんだ。今はやってないとはいえ、結局昔のオレがちゃんとしてなかったから。柚菜に知られたら嫌われると思った。柚菜が離れていくのが怖かった。」

「私はもう浩人から離れないよ。過去がどうでも、今の浩人が私を大切に思ってくれているのがわかるから。私も浩人が一番大切だから。だから、どんなことでも二人で乗り越えよう。」

「柚菜・・・・・。ありがとう。」

浩人は優しく私にキスをした。