はぁ…


尚君はなかなか私から傘を受け取ろうとしない。





もう、あれこれ20分は譲りあってるんだけど?!


どうしたもんかと考えていたら




「…じゃぁ、俺そろそろ帰るわ♪」









などといって、雨の中を走って帰ろうとした。











…そんなことさせるかっ!!





ん?


てか、私良いこと思いついたんだけとっ!!♪






ガシッ




私は帰ろうとした尚君の腕をつかんだ。




「てか、2人で傘はいればよくない?」






うん。

私頭いい♪