貴方は最後まで笑顔を絶やしませんでした。

『労咳』という名の不治の病を抱えていても…。

『誰にも言わないで』
それが、貴方から医師への願いだった。

でも、あの人は気付いていた。
鬼なのに優しいあの人は…

それでも、頑張って隠そうとしている貴方…。


でも、神様は残酷だった。

病はどんどん貴方の体を蝕み
刀を握れなくしてしまった。

貴方は1人、部屋の中で
死を待っていた。