!?
「やっべ・・なにこれ・・・。メッチャうまいじゃん!!」
クッキーってこんなに美味しいもんなの?
いくら食っても足りねーなこりゃ。
あ、あれ?全部食っちゃった・・・。
チラリと彼女を見ると信じられないみたいに、こちらを凝視している。
あんま見られるとなぁ・・・\\\
そうそう、お礼。
「オレ今日朝何も食べてなかったんだ。だからちょうど良かったし、凄い美味しかった!ありがとな!!」
そう言うとセーラは笑顔で『よかった』とでも返してくれるのかと思ったが、オレがおもってた反応と違うものが帰ってきた。
セーラは目を泳がしてなぜか動揺しているようにも見えた。
オレは何か悪いことを言ったのだろうか心配になりセーラに話しかけると、
『え?なっ、なんでもないよ!ほら、学校着いたよ。行こっ!!』
焦っているように見えた彼女はこの言葉だけを残し足早に校舎に入って行ってしまった・・・。
何か隠してると思ったのは気のせいなのか?
オレは気の晴れないままセーラの後に続いた。
