やっぱ苦しい・・・。


ドアのある場所行こうかな。


オレは近くのドアに移動しようと、目線を向けた。


バチッ・・・・。


あれは・・・、星来か?


うわー・・・おもっきり目ぇ逸らされた・・・。


でも会えるなんて嬉しい。


同じ電車だったなんて。


オレは星来の所まで人を掻き分けて行った。


「おはよう!」


すると星来は慌てながら周りを見渡した。


もしかして自分に言われてると気づいてない?


「ははっ、星来に話してるんだよ。」


『えっ!あっ・・ごめん!おはよう?』


そういって首をかしげながら聞いてきた。


彼女と話せたからか、もしくはまた別のものなのか・・・・ただ、胸がジワジワと温まったのは気のせいではないらしい。