みんなが挨拶をした後、オレは例の片付けを始めた。


何でこんな事をオレが・・・。


黒板消しって粉が制服につくしめんどくさいからやなんだよ。


そう思いながらもキレイに消していく自分が本当によく思える・・・。


よし!もう少しで終わりっ!


すると後ろから


「おい!リュウ行くぞ。オレを待たせるな!」


やっべ!!


気が早いのがいたの忘れてた。


オレはすぐバックを手に取って、教室を出た。


先に歩く2人を追いかけた。


「やっと来たか。行くぞ。」


「雑用任されるなんて運の悪い奴だなぁ・・ククク・・・」


ローがバカにするように笑う。


ほんといちいち腹が立つ。


オレがローを睨んでも全然効果がないことは、調査済み。


その後はたわいもない話をして、2人と別れた。


その夜、風呂から上がったオレはベットにダイブし、寝そべった。


今日朝以来、星来に話しかけられてないな。


早く話してもっと、もっと親しくなりたい。


そういや今日ムカムカした感情は消えたな、やっぱ気のせいだったんだ。


でもなんでこんなにあの子のことが気になるんだろう・・。


まぁ今考えなくていいか。


そろそろ寝よ。


オレはベットから起き上がり電気を消し、布団の中へ入った。


そうしてリュウは高校生活1日目が終わった。