「お前の席はここだ。」


ローはそう言って自分の後ろの席を指差した。


おっ、ラッキー窓際の後ろの方なんていい席じゃん!


「オレより後ろのいい席に座るなんて・・・いい度胸してるじゃないか。代われ。」


あぁやっぱり1つは毒を吐くんだ・・・。


まぁもうなれっこだけど!


「おいローそれはリュウのせいじゃないし仕方ないことだ。無茶を言うな。リュウも椅子に座ったらどうだ?」


コウが何とか助けてくれた。


その後ローの舌打ちが聞こえた気がするが、聞かなかったことにして、


「そうだな座ろっ。ハハッ・・・さすがコウ。ローを黙らすことができるのは、コウぐらいだな」


オレはそのまま椅子に腰掛けた。


ローからの視線がビシビシと刺さったが、見ないようにした。


ぜってー見たら何か毒吐かれるのは確かだからな。


「窓に近くてよかったーー。」


今から夏になるとクソ暑いからな。


・・・・・。


1つ言わせて。