6時30分


ピッピ...ピッピ...ピッピ...ピガジャンッ


頭上から丸い電子器具が鳴り響く。


『ふわぁ~~あ、・・・ネムい・・・・・。』


ベッドに潜り込みたい衝動をグッと抑えてはいでる。


ボーっとしながら、トボトボと支度を整え新しい制服に腕をとおす。


まだ新品の匂いと独特のチョット硬い服に心が躍る。


今日の朝ごはんは食パンにイチゴジャム、あとサラダ。


食パンにイチゴジャムを塗ってかぶりつく。


『ん~~!おいし~~。食パンにはイチゴジャムで決まりだね!』


口にパンを頬張りながら、時間の確認をする。


『そろそろ行くか!』


新品の靴を履き、つま先で床を叩くとコンッコンッと軽快なリズムが鳴り響いた。


『よし。レッツゴー!』


扉からは朝の光が入り込み、まだ肌寒い風が頬を撫でる。


玄関を飛べだして駅までダッシュ!