-体育館裏-


「ごめんな、なんか・・急に呼び出して・・」

「え、いや・・別に・・・」


そんなっ

嬉しすぎるのにッッ




「あのさ、ここに呼び出して、だいたい分かると思うけど・・」

・・・・・



「俺、お前のこと好きかも。」


!!!!!



それは告白だった。


大好きだった人からの、告白だった。





「・・っ」

涙が出てくる。


早く・・

返事しなくちゃっ



「あのね!私、実は――」








「竜!彩華!!」










ぇ・・・・・・?





急に名前を呼ばれたかと思えば・・

すぐ後ろから走ってくるのは、



朱莉だった。