「彩華ぁ、か~えろっ」

私が窓を閉めていると、後ろからポンととしーちゃんが肩を叩いてきた。


「あ、しーちゃん。ごめん。今日私鍵閉めなんだよね。。。」

「何?委員会??」

「ん~ん。係りの仕事。」

「あぁ・・今日だっけ?」

「うん。」

「わかった。じゃ、先帰ってる。」

「ん。ばいばい。」


シ―――ン・・・・・


何、この静けさ?!
ちょぉ怖いんですけどぉ?!

ってか、放課後ってこんなもの?!

夕日が教室へ差し込めてきていかにも放課後オーラを出している。


たたたたた・・・

廊下から足音がしてきた・・。


「!!?」

だ、誰ぇ?!


ガラ・・

「あ・・。」「ぇ・・?」

「や、山本さん??・・・ど、どぉして・・・?」

予想外の人で混乱中。。。ってか、人だとは思ってなかった人。。。


「あ・・えっと・・安藤さん??」

「あ・・うん。」

「あのねぇ!!聞いてくれる?!竜ったら、家に帰って教室に数学の用意忘れたとか言い出してさぁ!!!」

・・・・。
いきなり愚痴ですか?!


なんか・・拍子抜けってゆ~か・・・

力抜けた・・。