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「彩華、いいの?」

帰り、教室を出た時に紫園がそう聞いてきた。


・・・・。

なんのことかはわかる。

さっきからこの会話ばかりだから・・。



「・・・ぅん。」


「“うん”じゃないでしょ?!」


紫園がそう叫ぶと、周りの子たちがびっくりしてた。



「どぉしたの、紫園?」

びっくりしながらそう言うクラスメイトもいた。


「ごめんごめん。(汗)だって彩華がさ~、係りの仕事なのにいいの?って聞いたら、“うん”って言うんだよ?!」


・・・・・。どっからそんな話が・・。

相変わらず作んの上手いな、この人。。。(汗)


「アハハ。紫園、真面目だしね~。(笑)」

「当たり前じゃん。」

普通に笑ってるしね。


「じゃぁ、彩華。ファイト♪」

「へぃへぃ。」

なぜかのってるし、自分。


「早く教室出てよ~!!」

まだ教室に残っていた人たちにそう告げ、教室の奥まで歩いていく。