「うっ・・・」
腹の部分が異様に痛んだ。
「あっ！ごめんなさ・・・」
ポロポロと泣きだす女。ああ、こいつは・・・
「おまえは・・・桜乃桜か・・・？」
目が真っ赤に腫れていた。なんで泣いてるんだ？
「あっ！やっと起きた！瑠唯ちゃん！」
「薫・・・」
社長もいた。なんでだ？
「いやあ～驚いたな。まさか、柔道まで習ってるなんて！」
「そ、んで、瑠唯はその餌食に・・・」
あ、思い出した。
「ごめんなさい・・・」
「いや。大丈夫だ。大した事ない。」
とは言ったが、まだ痛い。
「じゃあ、本題に入ろうか？桜乃さん？」
社長は楽しげに言う。
「まず、君の芸名は「桜音サクラ」だ。いいね？」
「はい。」
「そして、君は初ライブまでにウタ、振付を覚える事！二人もサポートしてあげてね！」
「はい」
「じゃあ、ここに・・・」
「真KuRAN☆の誕生だ！」
ここから、俺の人生は変わる。