「ん・・・?」
目を開けると、見知らぬ天井が見えた。
「あれ・・・?夢?」
そうだよね・・・私なんかが・・・
「あれ?なんで残念だって思って・・・」
その時、外で声がした。
「だーかーらー!すごいんですって!」
「ほんとか??」
男の声・・・
グッと手と足に力を込める。
『大丈夫。私、柔道習ってるし』
ドアにゆっくりと近づき、タイミングを見計らう。
ガチャ・・・
『今だ!!』
ブンッ!!!・・・・
「うっ!?」
バタン・・・
「あれ?瑠唯ー??どうした・・・ってわあー!!瑠唯!大丈夫か??」
えっ?薫さん?ってことは・・・
「ごめんなさい!!!!!」
私、死刑かも。
あの人気アイドル、松葉瑠唯さんにけがさせるなんて・・・