「知ってる?7月13日にKuRAN☆のオーディションがあるんだって!」
「マジッ!?でも、ウタがうまくなきゃダメなんでしょ??」
長い爪。赤い髪。短いスカート。派手なメイク。
「どれも校則違反です!!」
数人のギャルの前に立ちはだかる。
「だいじょ~ぶ!・・・そうだ!委員長、オーディション受けてよ!」
「え??」
「そうだよ!委員長ウタメッサうまいじゃん!」
「そうそう、もしかしたら瑠唯に会えるかもだし♪」
「薫もねー!!」
こうして私は、オーディションに出ることになった。