リズ×神子2-お前がそう望むのであれば-

「セヴィは、きっとこの子に甘くなりますよ。」

望美は、とろんとした眠そうな目をしながら褥に横になり、腹に手をあて、呟く。

「そう、思うか?」

隣で横になっているリズヴァーンは笑みを浮かべ、望美の頭をその腕に抱え込んだ。

「だって、先生そっくりだもの。」

「ならば、セヴィロスもその子を愛おしく思うだろう。」

リズヴァーンが優しく囁き、望美の頭に口付けを落とす。

望美はうれしそうに笑い、リズヴァーンの胸に手を添え、瞼を閉じた。

しあわせに包まれ、望美とリズヴァーンは、ぴったりと寄り添いながら、同じ褥で眠りにつく。

新たな命と共に、皆でしあわせに暮らす日を心待ちにしながら…。




リズヴァーン一家の夜は、こうやって一日を終わらせるのであった。




~END~