………………。 部屋に痛いほどの沈黙がおりた。 暫くして、黒帝―――ロイがようやく口を開き……… 「………帰る」 「待ちなさい、ロイ」 ロイが渋々振り返ると、そこにはにっこりと笑ったユリシアがいた。 はてしなく嫌な予感がして、振り返ったことを物凄く後悔する。