迫るユトアにロイはすうっと視線をそらす。 しかしロイ以外にその言葉に反応した者がいた。 「は?落ちこぼれじゃと」 そして豪快に笑いだす。 「ぶわっはっはっはっはっ お主が、黒帝が、落ちこぼれ………………っ」 ヒイヒイ言っているユダを睨み付けたロイは、とっくに冷めていた紅茶を飲み干すと然り気無く視線をずらしながらいった。 「別に嘘はいっていない」