∈愉快な魔法使い達∋




「はっ、めずらしく編入生がきたと思ったら落ちこぼれか………ヒッ!?」



目をランランと輝かせ、勢いよく立ち上がりロイを罵ったのいかにも貴族というような金髪をひと睨みし、ユトアは絶対零度の笑みでガイに『決定事項』をつげた。



「ガイ先生。僕達、理事長に呼ばれていますのでいってきますね」



もはや疑問形でも何でもない言葉と共に、ユトアはロイと、何故かガイも一緒にひきずって理事長室に来た。







そして話は冒頭に戻る。





「落ちこぼれ、ですって?



どういう事か、きちんと説明してくれますよね」