「どういう事ですか!!」
今日はいい天気だなぁ。
特に意味のない無駄なことをつらつらと考える。
目の前には、笑顔なのに目が全く笑っていないユトア。
そして大きな机で書類を片手に固い笑みをつくっている理事長もとい土帝。
その近くには、紅茶を片手に頬をひきつらせているガイ。
こっちはもう笑顔を保ててさえいない。
パチン
と、指をひとつならしてガイの手にあった紅茶を俺の手にもってきて、一口啜る。
それによってユトアはさらに笑みを深め、ガイは紅茶のカップを持った手の形のまま表情にヒビが入った。
ロイの紅茶を啜る音だけが部屋に響く。
「…………ロイ?」
………………嗚呼、紅茶が美味いなあ