∈愉快な魔法使い達∋




「あ〜、やっぱりお前ら、黒帝と水帝?」



まだ朝なのにすでに憔悴して、諦めたような顔をしている氷帝ことガイ。



「ええ」



言いながら魔力を練り、防音の結界を張る。



「結界張るのか?」



「ええ。一応僕達の正体は国家秘密ですから。



ロイ、貴方はそういう配慮が無さすぎなんです」



フーン、と興味なさそうにするロイにユトアは黒い笑顔を浮かべた。



「聞いているんですか?ロイ」



「あー、落ち着けユトア。



ロイもユトアを煽るな!」



あ、バレた?と言うロイにガイは頭を抱えて叫ぶ。



何だかんだで一番苦労しているのはガイかもしれない。